それはある日の朝の出来事だった・・・
ふと、目が冷めて何気に車を見るとボンネットに何かが乗っている。
はて?なんだろう。落ち葉かな。にしては、やけにデカい。
まさかウ○コ!? 注:実際にそういう事件を知っている(笑)
前日から仕事の報告書を書いていてほんの1時間しか寝てないので
頭も視界もボーっとしている。
なんだろう?じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーー・・・。
うをぉぉぉ!なんぢゃこりゃぁ!(松田優作風)
ボンネットに缶スプレーで「下請けいじめ」って、どーんと
書いてある。
「俺、下請け企業いぢめたか?
確かに、無理な試作品を依頼することもあるが・・・」
周りを見渡すと数台やられてる。
自分だけじゃなかったことで少し安心。
落書きの内容を総合すると、犯人はどうやら弊社に恨みを持ってるらしく
かなりの事情通の様でした。ほんとに下請け業者なのだろう。
不景気になると変な奴が増えて嫌んなります。
犯人捕まったら、ロールバーでシバキ倒しましょう。
しかし、このままでは通勤出来ないと思い反射的に
アルコール瓶を持って外に飛び出しました。
もち、パヂャマで(笑)
油性だからアルコール如きではビクとも・・・あれ?取れる(^^;;
どうやら、1週間前にしたばっかりのWAXの層から上手く剥がれて
いくもよう。WAXはやはりするものだなぁと妙に納得。
一時間程アルコールを染み込ませたウェスで汗だくで拭いて
約80%くらいはなんとか取れました。
とりあえず、その日はそのまま出勤。
さて、どうしようか。
とりあえず、ブライトボディーのB場社長に電話。
やはり、作業は早ければ早い程塗装へのダメージを減らせる。
早速、会帰りにアポを取る。
仕事なんて全然手につかず(^^;;早めに仕事を切り上げて
B場さんの元へ。
しかし、さすがプロ。色んな小道具をもってらしゃいます。
まずは、板金用の塗装のブツブツを取り除く為のブレードを
使用して、残りのペンキを取り除き、さらにトラップ粘土を
使って凹凸を取り除きます。
仕上げに、超微粒子コンパウンドを塗布してポリッシャーで
ガンガン磨きます。
はい、カトちゃんペッ号の出来あがり(笑)
ちなみに命名は某ウたクるまサけなWebMasterの嫁っす(^^)
さて、次にラインを元通りにしなくてはイケません。
本当はゼッケンサークルを付けたりしたかったんだけど
時間も無いので今回は諦めた。
とにかくこのままでは良い笑いものだ。
さて、以前お世話になった看板屋にシートを買いに行くと
私の事を覚えててくれていて、「今度は何するんだ?」
「かくかくしかじかな理由で・・・」と説明すると
「ぢゃーサービスしとくよ(^^)」
って事で、20cmx110cmのカッティングシートを5本で
3000円弱で売ってくれたのだ。感謝感謝。
プロ用のシートだから本当はもっと高いのだ。
今回は自分でやってみた。(前回は看板屋さんに依頼)
位置決めの為にマスキングテープでガイドラインを作って
それに合わせて貼りこんで行く作戦。
基本はウインドのスモークを貼るのと同じだ。
ボディー側とシート接着面にタップリと中性洗剤を薄めた
水を拭きかけておく。これは位置修正には欠かせない作業。
んで、シートを貼り、位置を決めたらスキージ(へら)で
間に入った気泡や洗剤水を押し出して行く。
今回使ったのはスモーク用のスキージ。
社長オススメの逸品だ。アメリカ製だったかな?
何故かこういうのってアメリカが進んでるんだよね。
気泡もするすると綺麗に抜けていく。
んで、我ながらキレイに直りました。
心配してた以前に貼ってたシートとの色違いなんだけど
さすが屋外用シート。ほとんど新旧の区別がつきません。
今回は修理代シメテ3千円なり。社長ありがとね。
他の人達はどうなったんだろうか、普通に修理したら
5万円くらい掛かるんだろうな。
しかし、世の中不景気になると変な奴が出てきますね。
まだ、この程度のいたずらで済んで良かったと思わなきゃ。
みなさんも、気をつけましょうね!
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