魔のカトちゃんペッ!事件

1999.9.8


それはある日の朝の出来事だった・・・


ふと、目が冷めて何気に車を見るとボンネットに何かが乗っている。
はて?なんだろう。落ち葉かな。にしては、やけにデカい。
まさかウ○コ!? 注:実際にそういう事件を知っている(笑)

前日から仕事の報告書を書いていてほんの1時間しか寝てないので
頭も視界もボーっとしている。
なんだろう?じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーー・・・。

うをぉぉぉ!なんぢゃこりゃぁ!(松田優作風)
ボンネットに缶スプレーで「下請けいじめ」って、どーんと 書いてある。 「俺、下請け企業いぢめたか?  確かに、無理な試作品を依頼することもあるが・・・」 周りを見渡すと数台やられてる。 自分だけじゃなかったことで少し安心。 落書きの内容を総合すると、犯人はどうやら弊社に恨みを持ってるらしく かなりの事情通の様でした。ほんとに下請け業者なのだろう。 不景気になると変な奴が増えて嫌んなります。 犯人捕まったら、ロールバーでシバキ倒しましょう。 しかし、このままでは通勤出来ないと思い反射的に アルコール瓶を持って外に飛び出しました。 もち、パヂャマで(笑) 油性だからアルコール如きではビクとも・・・あれ?取れる(^^;; どうやら、1週間前にしたばっかりのWAXの層から上手く剥がれて いくもよう。WAXはやはりするものだなぁと妙に納得。 一時間程アルコールを染み込ませたウェスで汗だくで拭いて 約80%くらいはなんとか取れました。 とりあえず、その日はそのまま出勤。 さて、どうしようか。 とりあえず、ブライトボディーのB場社長に電話。 やはり、作業は早ければ早い程塗装へのダメージを減らせる。 早速、会帰りにアポを取る。 仕事なんて全然手につかず(^^;;早めに仕事を切り上げて B場さんの元へ。 しかし、さすがプロ。色んな小道具をもってらしゃいます。 まずは、板金用の塗装のブツブツを取り除く為のブレードを 使用して、残りのペンキを取り除き、さらにトラップ粘土を 使って凹凸を取り除きます。 仕上げに、超微粒子コンパウンドを塗布してポリッシャーで ガンガン磨きます。 はい、カトちゃんペッの出来あがり(笑) ちなみに命名は某ウたクるまサけなWebMasterの嫁っす(^^)  さて、次にラインを元通りにしなくてはイケません。 本当はゼッケンサークルを付けたりしたかったんだけど 時間も無いので今回は諦めた。 とにかくこのままでは良い笑いものだ。 さて、以前お世話になった看板屋にシートを買いに行くと 私の事を覚えててくれていて、「今度は何するんだ?」 「かくかくしかじかな理由で・・・」と説明すると 「ぢゃーサービスしとくよ(^^)」 って事で、20cmx110cmのカッティングシートを5本で 3000円弱で売ってくれたのだ。感謝感謝。 プロ用のシートだから本当はもっと高いのだ。 今回は自分でやってみた。(前回は看板屋さんに依頼) 位置決めの為にマスキングテープでガイドラインを作って それに合わせて貼りこんで行く作戦。 基本はウインドのスモークを貼るのと同じだ。 ボディー側とシート接着面にタップリと中性洗剤を薄めた 水を拭きかけておく。これは位置修正には欠かせない作業。 んで、シートを貼り、位置を決めたらスキージ(へら)で 間に入った気泡や洗剤水を押し出して行く。 今回使ったのはスモーク用のスキージ。 社長オススメの逸品だ。アメリカ製だったかな? 何故かこういうのってアメリカが進んでるんだよね。 気泡もするすると綺麗に抜けていく。 んで、我ながらキレイに直りました。 心配してた以前に貼ってたシートとの色違いなんだけど さすが屋外用シート。ほとんど新旧の区別がつきません。 今回は修理代シメテ3千円なり。社長ありがとね。 他の人達はどうなったんだろうか、普通に修理したら 5万円くらい掛かるんだろうな。 しかし、世の中不景気になると変な奴が出てきますね。 まだ、この程度のいたずらで済んで良かったと思わなきゃ。 みなさんも、気をつけましょうね!

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