第1回ランボルOFF

2003.8.9


 

ウタクルなHPのBBSにて突然始まった本企画。
”浜松市の焼肉屋「ランボル」にてカウンタックをレンタルしよう!! ”という
命知らずな企画に約10名が名乗りをあげた。

”ランボルギーニ・カウンタック”

そう、それは我々スーパーカー世代の人間にとっては特別な存在なのだ。
一般サラリーマンな我々には雲の上の存在。
雑誌で見ては「ちっ!この道楽め!」とただ単に悔しがるだけの存在。
その車に乗ろうというのだ。
そして、オーナーのみが味わえる”カウンタック・リバース”を体験しようと。

注)カウンタック・リバースとは、そのあまりの後方視界の悪さの為にバックする時は
  ガルウィングドアを開けケツから上半身を車外に飛び出させて後ろを見るという
  ある意味ヤンキーの箱乗りにも似た後退方法なのである。

そんな夢を叶えてくれる店が、なんと我が浜松に存在したのだ。
噂には聞いていたのだが、実際に乗ったという話なぞ皆無であり非常に
ミステリアスな店であったのだが、「みんなで渡れば怖くない」そんな気分で
多いに盛り上がりこの企画が動き出した。

決行日は8月9日に決定。
気分は大いに盛り上がりつつもむしろ不安の方が大きくなる。

企画当初は
「レンタカーじゃん!保険入ってるんだろ?何やってもいいんだよな!

だったのが決行日が近づくにつれて
「や、やっぱ見るだけにしようか・・・」(笑)

実はここまでの間に、色々な黒い噂が噂を呼び我々iのチャレンジ精神は
恐怖のどん底に突き落とされてしまっていたのだが ここでは触れないで置こう(笑)

とにかく結論は
「当日、焼肉を食いながら店内の様子、雰囲気、情報を収集しつつ
 その場で結論を出そう」という事に決定。

要するに超逃げ腰な我々なのであった(笑)

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さて、当日は私の夏休み初日。
夏休みっつーぐらいなのだからピーカンの快晴を期待してたのだが
夏休みと共に台風も来てしまったのだ。

これが当日の20時時点の台風情報なのだが、集合したのは13時。
思いっきり暴風圏内での決行であった(笑)

驚きはWORKS氏が四国からやってきたのだ。
冗談のような本当の話だが、「台風を追い抜いた男」なのだ。

この企画。そしてこの男がいかに本気なのかが伝わってくるだろう(笑)

これは当日の集合写真(ロドスタ組だけっす)。
愛媛ナンバーから大宮、岐阜と店員のおばちゃんもびっくりしてましたね。

さて、いよいよ、本題。
ついに店内に足を踏み入れる。

そこには!!!

むるしぇらごぉぉぉぉ!(叫)

なんと、ランボルギーニ・ムルシエラゴが出迎えてくれるのだ。
いきなり度肝を抜かれた私。
改めてこの車の紹介なぞはしないが、本物は始めて見た。

最新のランボルギーニを象徴するような格好良いプロジェクターランプ。
こまかなデザインもイタリアンっつーか洗練されてます。

この左側にポルシェ911が見えます。
この店内ではもっとも奥で地味。かわいそうなぐらいに地味なのだが・・・・
驚くなかれGT3なのである(^^;;
その辺のポルシェとは違うのである。


さてこれはムルシエラゴの室内。
非常にシンプルだが一つ一つが美しい。
どこにも妥協を感じられないのだ。全てが洗練されている。
例えばプラスチックの部分。
「プラスチックなんだから国産も変わらないだろう」とお思いだろう 。
が・・・これがまた全然違うのである。
Softで弾力があり重厚な仕上がりになってる。ほんとに妥協がない。
このアルミのシフトゲートも「カキン!」と良い音を発するんだろうな・・・。

さらに店内に足をする進めると、そこにはなんと・・・

GT40 ですかっ!?(絶叫)

実は数ヶ月前にウチの近所を走行してるGT40を目撃していたのだ。
滅多に見れるものでは無いので追走しようとしたが軽くチギられた(笑)

そして今、目の前にあるのは正にその車両。
赤に白いセンターライン。間違いない。感動の再開なのである。

このうっとりするような曲線。
低く構えるフォルム。


憧れのGT40が目の前にあるのだ。
残念ながら車内の写真は撮れなかったのだが、全てがレースの為の装備。
機能美がそのまま芸術的な美しさを醸し出している。
はっきり言って、私はこのGT40だけでも大満足だったのである。

が、まだまだ続く。そんなもんではないのだ。

その後方には、当初の目的。
スーパーカー少年の永遠のあこがれ
ランボルギーニカウンタックだっ!


何年経っても、その圧倒的な存在感は変わらない。
永遠に輝き続けるんじゃないだろうか?宝石だね。こりゃ。

ちなみにこの車両は25アニバーサリーと書いてあったので何かの
記念モデルなんだろう。詳しくは知らん。
カウンタックってだけで十分なのである。
写真では見えにくいがその右後ろ後方にも、黒のカウンタックがある。
と、言葉に書くのは簡単なのだが、

カウンタックが2台ありまーす。

というのはとてつもなく凄い事なのかと思います。はい。

さて、最後は究極のロードゴーイングカーの一つ。
フェラーリF40だっ!!

この銀に輝く跳ね馬の向こうに見えるのはフォーミュラーカースペックの
エンジン、排気系。もうそりゃ芸術です。
部品の一つ一つが格好よいんだもん。
格好よいものを集めたら 「こんなんなりました」状態。
頭クラクラしちゃいます。

この透明ハッチの部分はガラスかと思っていたが強化プラスチックのようである。

このサイドビューもド迫力!
実は今まで個人的にはF40という車はあまりにゴツ過ぎると思っていた。
一言でいうと「化け物」って感覚かな。
でも現物を間の辺りにすると引き込まれてしまう。
この車は必然的にこのサイズになるんだなと。
これが「本物」の魔力なんだろうな。

とまぁ、言葉で幾ら表現してみても、写真を幾ら上手に撮ったとしても
実際に見てみないと分からない事が多いと改めて思った今回のOFF。

いや、まじで、興味を持ったら「ランボルにGO!」ですぜ。

最後は店内のミニカーコーナー。

もう、車好きにはたまりませんね。
ここは至極の時間が楽しめます。

あ、最後になったが、焼肉もランチタイムしか覚えてないのだが
とっても良心的な値段である。
あの値段でランチ食べれられるってだけでも安いのに、こんな車が
見られるなんて信じられません。まじで。

最後にオーナーと話せる機会がありました。
見た目ちょっと怖かったりするんですが、
ランボルギーニに対する思い。 そしてランボルギーニの乗り方など
気さくに色々話をしていただけました。

最初の頃、カウンタックに乗ってみようぜー!などと安易に考えていた
自分が恥ずかしいですね。
カウンタックは万人に乗れる車ではありません。
乗り手を選ぶ車です。
その乗り手になる為には数々のステージが必要です。

ちなみに「ランボル」のレンタカーのシステムもそのオーナーの思想が
そのまま導入されてます(笑)

つまり、
ポルシェ911を乗りこなす。
カウンタックの助手席で訓練を受ける。
オーナーの許可が出れば運転することができる。
さらに経験をつめばF40を乗ることができる。

・・・という訳で恐らくカウンタックに到達するまでに
10万円は投資しないと駄目でしょう。
F40に到っては50万ぐらいか。

やはりスーパーカーへの道のりは遠いことは間違いないようだ(悲)

では、第2回ランボルOFFにて、またお会いしましょう。(あるのか?)

 


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