出会いそして別れ・・PartV

2002.1.15


第7章:初期化

ロドスタが2台。NA8C、NA6CEの2台体制。
最高に幸せです!!

が、こんな贅沢が許されるはずもなく、どのタイミングでメイン車両を
切り替えるかを悩んでた。

NA6もまだまだ走る。走れる所まで走ろうか。
どうせ売っても値段なんて付かないだろうし・・・
うん、そうしよう。少しばかり税金が余分に掛かるぐらいだ!
今までこんなに大切にしてたんだし(^^)

・・・と、思ってた矢先にNA6は突然エンジンが掛からなくなった。
以前の症状と同じなのだが今回はどうやっても掛からない。
困った。これじゃ通勤できない。
そこで急遽、保険会社に電話し被保険車両をNA8に移したのでした。

NA6もそれとなく感じてしまったんだろうか。焼餅焼いたんだろうか。

とにかくこの瞬間いやおう無くメイン車両はNA8へシフト。
NA6をどうするか。悩みました。そりゃもう滅茶苦茶悩みました。

新車で買ったNA6。自分がラストオーナーとして処分してあげるのが良いのかなと・・・
ただ、そうすると廃車費として3万円近く取られてしまう。
正直つらいところだ。
もし、欲しい人が居るならば・・・安くても欲しいと言ってくれる人が
居るのなら、大切に乗ってくれる人が居るのなら譲ってあげようと
思うようになった。

多分、もし自分に娘が居たら嫁にやるときはこんな気持ちなんだろうなと。

という事でNA6の花嫁準備が始まった。
何せ10年13万Kmもの間、色々と手を入れて来たのでなるべくオリジナルの
状態にまで初期化しようと考えた。

サスペンション:ほぼ新品のノーマルへ、TEINはNA8へ移植
マフラー:NA8ノーマルを移植、HKSリーガルマフラはNA8へ移植
ホイール:NA6ノーマルへ、WEDS RS-5はNA8へ移植
エキマニ:NA6ノーマルへ、MAXIM製は売却
ECU:NA6ノーマルへ、追加基板ECUは売却
ロールバー:取り外し、NA8へ移植
センターストライプ:剥がし 

  などなど細かい作業もしていくと、週末の作業で約2ヶ月費やした。

最も大変だったのは、もちろんエンジンが掛からない原因追求と修理。
ダイアグノーシスでエラーコードチェックや各接点不良を調べてみたが
どうにも発見できない。
無駄な出費は避けたかったがこれ以上時間も掛けられないので
ディーラーに牽引し原因だけを調べてもらった。


ディーラー内整備工場の一番奥に寂しく佇む姿は悲しげ・・・。

ディーラーでの原因追求もなかなか難しかったらしく2週間程掛かった
のだが、ついに原因を特定した。

その原因とはこいつだ!

クランク・アングル・センサーである。

このセンサーが壊れてたとの事。
なぜかダイアグノーシスでも検知できなかったので発見に時間が掛かったのだ。
運が良い事に自宅の倉庫にこれの予備があったので、それを持ってディーラー
へ行きその場で交換。
本来ディーラー工場内で従業員以外が作業する事は許されないのだが
誰も気づかなかった事にしてこっそりと作業した。

さて、掛かってくれよ・・・・

キュルキュルキュルキュル・・ぶぉん!

「うっしゃぁぁぁ!掛かった!!」

ぶるんぶっぶっぶるるるるん・・・・ぶるん・・・

おおい、なんか怪しげな回転だぞ!(-_-;
ああ、そうだ点火時期調整を忘れていた。

という事でタイミングライトもこっそり借りて・・・(笑)

タイミングをキッチリ合わせてやると安定した回転になった。
さぁ、これでばっちりだっ!(なのかっ!?)

次に外装の最大のポイントであったセンターストライプを外す。
まさに俺のトレードマークを外すのはとても寂しい・・・

で、


こんなんなりました(笑)
リップスポイラーの部分はもう指が死んでたのでそのまま・・・。

化粧なしのスッピンを見られてしまう女性の気分に近いのだろうか。妙に恥ずかしい。
これが普通だと言うのに・・・慣れというのは恐ろしいもんだな。
ここまで来るのに結局約3ヶ月掛かったのである。
ここには書き切れないが毎週筋肉痛になりながら大作業から小作業まで
頑張りましたとも。

その後、次のオーナーにかわいがってもらえるように内装も外装もピカピカに磨いて
やりました。


そして、次はドキドキのヤフオク出品!

 

 
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