エンジン分解ーその1

1998.7.30

某Fireな方からゲットしたエンジン。保存状態が少し悪かったらしく

表面がからり腐食してます。しかし、内部はとても綺麗。

まずは、知り合いから購入したエンジンスタンドにシリンダーブロックをセット。

が、ここで問題発生。ミッション接続側についてるボルトを利用してスタンドに

固定しようとしたのだが長さが足りない・・・。M10のロングボルトなのだが

ピッチが細い特殊なものなのだ。DIYショップを数軒廻ったが全然置いてない。

ウロウロしていると「ネジ屋」なるものを発見。祈るような気持ちで聞いてみると

ありました、ありました。(^^)で、ブロックは晴れてスタンドに固定。

しかし、ブロックに手を着けるのは遥か先の事(^^;作業場所を提供してくれている

馬場さんの邪魔にならない様に移動しやすくする必要があったのだ。

で、分解はヘッド側から開始。まずはインマニを外す。コレは特に何も苦労しない。

上4つ下3つのボルトをチャクチャクと外していく。なお、作業場にはスナップオンと

スタンレーの工具フルセットがあるので非常に助かる。工具が揃ってると

気持ち的にもかなりな安心感が芽生えるのが不思議だ(笑)

で、外れたインマニを磨く。磨く磨く磨く磨く。しかし、アルミ表面の地肌

の腐食が結構あってまだ70%ぐらいの満足度。もう少し強烈なツール

で磨いてやらないとダメみたい。その後インマニ内部をキャブクリーナで

洗浄しひとまず仮終了。次にカムカバーを外す。

これがまた腐食が進んでおり、今回は研磨を諦めた。

最悪今のエンジンのカバーを使えば良いかな?と思ってる。

カムカバーを開けてやるとそこには素晴らしい光景が。

さすがに走行1万5千Kmスラッジの堆積もほとんどなく

ピカピカ。カム山もほとんど無傷。素晴らしい。

で、IN、EXそれぞれのカムを外し、HLAまで

取り出したところで、悩んだ。VALVEの外し方が解らない。

後で聞いた話だと実は簡単らしい。この辺は

次回の報告となるが、なんせできることはやっておきたい。

そこで、INポートの拡大作業をする事になった。

リューターでインマニのガスケットを基準にガリガリ削る。

ヘッド素材はアルミなのでガリガリサクサク削れていく。

「空気の気持ちになりきれ」と良く言う言葉ではあるが

なかなか、簡単になりきれるものではない(^^;;

それでも、なんとかIN側4つの荒削りを終了した。

ひとまずValveが外れない事には燃焼室に手を加えることが

できない。次回はVALVEバラシだ!

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