エンジンが止まった(泣)事件

2002.8.15


ある日突然、エンジンが掛からなくなった(涙)。

約一ヶ月前の出来事であった。
その時は何度かセルを回す事でエンジンが掛かるし、走行中にエンジンが停止する事もなくその他別に異変は無い。
その後も何度か始動が上手く行かないことがあった。
しかし、盆休みの最中8月13日についに始動不能に陥ってしまった。

キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル・・・

だめだ。
全然駄目なのである。

これはマズい・・・。
スペックのエンジンはまだ完成していない。
とりあえずは今のエンジンを復旧させるべくロードスターのFAQ的原因を考えてみた。


始動しないと言う事は点火系、燃料系、エンジンそのものの故障が考えられる。
クランキングしてみた所、プラグホールからガソリン臭がする。そして油圧も上がる。
しかし、プラグから火花が出てない!!


以上の事から点火系のトラブルと同定。


さて点火系のトラブルという事でその考えられる原因を挙げてみると・・・
プラグ、ハイテンションコード、イグナイター、イグニッションコイル、クランクアングルセンサー
CPU、エアフロ、アースの各不良。(もちろんそれ以外にもあるが)

一つ一つ原因と潰して行く事にした。
プラグ:交換後数年経ってる為、電極の劣化がかなり進行してる。が、火花が飛ばないような劣化ではない。 ハイテンションコード:抵抗測定。基準値内を確認。 この時点でイグナイターおよびイグニッションコイルが原因と早合点。 実はこの部品アッセンブリーを廃車から確保していたので、色々考えるよりも交換しちゃえって事で作業開始。 しかし、これが痛恨の時間ロスを生みだす。 このAssyは12mmのボルト3つで固定されている。二つはヘッド上部の後方。こいつは問題なく外せる。 が、残る一つはヘッドの後方側面つまりボディとの間にある。これが外しにくいのだ! 手の入る場所は排気側、エキマニ近くしかないのだが、丁度ヒーターへのウォーターホースがある。 従って非常に作業空間は狭い。 結論から言うと「ヘッドがちょっと(これが重要)曲がった12mmめがねレンチ」を使う。 自分が持っていた工具はBetaの60度角度のついたレンチ。これだと上手くボルトに掛からない。 ホームセンターにダッシュし一般的な45度のレンチを買ったがこれもアウト(泣) さらにもう一度ダッシュし、上記工具をゲットした。
(実は最初工具代をケチって開口スパナでやったらナメたのもロスの原因(恥)) なんとか、最後のボルトを外し、ストックのイグナイター、コイルを交換!
「よし、これで復活ぢゃぁぁ!」

いぐにっしょーーーーん、おーーーーーん!!!!!
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル・・・・ (滝汗)

ええ、見事に初期予想を外してしまった・・・。
ここで一度は諦めてディーラーにでも持っていこうかとも思ったが、盆休みで連絡が付かない。 これは困った。盆休み明けという事はつまり会社が始まるという事でこれでは通勤ができん。 残る原因候補は、クランクアングルセンサー、ECU、アース、エアフロだ。 エアフロとアースについてはテスタで問題無い事を確認。 クランクアングルセンサーか・・・これどうやって確認するんだ? むぅ・・・とりあえずECUは問題無いと思うけど・・・ 一応ECUを取り外して蓋を開けてみる。 ROM-TUNEの為の追加基板部分のハンダ付けを見てみたが特にクラックが発生してる様子は無い。 わからん・・・・。 ふぅ・・・とりあえず元に戻して・・っと。 ダメ元でキーを捻る。 ・・・キュルキュルキュルぶぉん!ぼぼぼぼぼぼぼ。 な、直った?(^^;; どうやら、予想の範囲に過ぎないがECUのコネクタ部の接触不良だったのかもしれない。 確かにそれなら火花も飛ばない・・・。 最初にECUを確認しておけば僅か数分で直った事だろう。 教訓:最初は楽な所から確認していく(泣) 02/10/27追記 現時点で全く症状は再発してない。やはりECU接触不良だったんだろう。 03/4/15追記

「出会いと別れV」に書いたが、どうやら原因はクランクアングルセンサだったようだ。
 

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