2回ランボルOFF

2004.12.4


今年も行ってきましたランボルOFFパート2

前回の1回目ではフェラーリへの道のりは遠いと思われたのですが

今回は訳が違います

第1回ランボルOFFの後、おてる氏が周囲から煽られ煽られポルシェ購入(笑)
周囲を驚かせたが、今じゃ立派なポル使い
そのおかげで彼は一気にスーパーカーな世界の人脈を構築していきました。
要するに早い話が今回の企画は

彼のコネにおんぶに抱っこに肩車させてもらおう!

というものです(笑)

さて、今年は12月開催という事で皆さん忙しかったらしく、蓋を開ければ
浜松周辺のメンバー6名のみ(途中参加1名)という事になりました。
"台風を呼ぶ男"Works氏も調整虚しく来れなかったんですが・・

で、気になる天気の方は・・・


台風27号到来。12月ですよ。12月!
やはりWorks氏を狙った台風だったのか?
その後Works氏の不参加決定したのですぐに温帯低気圧になりましたが(笑)

その影響なのか天候は午前中曇りで午後から雨と。
車イベントとしては残念な天気でした。

さて、当日の予定をはじめに書いておきましょう。

 1:ランボル集合
 2:ランボルでランチ
 3:ランボルでスーパーカーと触れ合う
 4:早めに切り上げてShop9へ向かう
 5:ポルシェをレンタル

ランボル編

ランボルといえば、最近色々と騒がれてるのはご存知かとは思いますが
ここでは書かない事にします(-_-;; 知りたい方は適当にググッてください。
某巨大掲示板で簡単に情報が得られるでしょう。
まぁ簡単に言うと・・・


表の看板ですがスプレーで黒く消された部分は・・・? (汗)

だったり・・・
( 自粛しました(汗))
店内にこんなのが貼ってたりするんですが・・・
お願いですから私には質問しないでください。

詳しくはスタッフへおたずね下さい。

・・・聞けるもんならね(笑)

まずは、こんな感じでランチを食します。
国産牛を探せ!

ネットでは色々言われてますが、私は別にノープロブレム。
国産だろうがオージービーフだろうが牛肉は牛肉。
牛カルビ+ご飯+味噌汁で1200円だったかな。
それでスーパーカー見れるんですよ。私の感覚としては"破格"です。
近所にこういう店があってつくづく幸せだなと思うですよ。

ただ、ちょっと店員さんがいただけません。
申し訳ないですが、そこら辺の喫茶店クラスの応対。
誹謗中傷する気はさらさら無いですが、正直不快感でしたね。

ま、私は基本的には味にはコダワリの無い男。
普通に食べれれば問題ないっす。
お腹も膨らんだ所で見学開始撮影開始!

いきなり今回のメイン・ディッシュですが。


ランボルギーニ・ディアブロGTRです。

世界でたったの30台しか生産されてなく本車両のシリアルナンバーは「6」

ランボルのS氏(注) 曰く

  「ランボルギーニってのは作りながらテストをしていく。
   なのでこの初期型ってのはまだ未完成な部分があるんだが
   それが魅力なんだよ。完成されてしまうと面白くない」

なるほど・・・日本車じゃそれって「クレーム」ものっすよ。
やっぱり完成したヤツが欲しいですよね。あぁ、こんな私はニッポンジン。

限定車といいながら1500台も作られた私の車とは価値が違います。
計算上50倍価値が高いんだけども、実際は1万倍を超える希少性かと。

(注)
S氏は我々の通称"ロン・デニス" 鋭い眼光を持ちソルトレークで
17回転という偉業を成し得た男。
この方が社長かと思ってたが、実はスタッフだという事である。
ゲンロクやロッソなどにご意見番として取材を受ける。

尚、事前調査によるとこのロン・デニス氏は一ヶ月ぐらい前に
無許可で有人の飛行船を飛ばし、浜松市村櫛町の山中に墜落。
地元の 新聞にも大きく掲載されたとの事。
恐るべしおやぢだ(笑)


では続けてリアビュー。

すんげーワイド感ですが・・・実際すんげーワイドです。
どデカイ羽根はもちろんカーボン製で中央のステーの間に小さな筒があるのが
分るでしょうか?
これが後方カメラになってます。つまり
カウンタック・リバースはもはや過去の技術という事。

さらにマフラーに左右に見える下方に伸びる筒がありますが、これは
内蔵エアジャッキ。その場でジャッキアップ可能。すごい・・・。
その時私の頭に浮かんだのは・・・

  はたらくクルマ

発想が貧困でスミマセン。

次に内装ですが

「勝手にのっちゃいけません」のバツ印じゃないです。
室内に張り巡らされたロールケージ。そのサイド部分はこのようになってます。
こりゃすんごい剛性UPなんでしょうねぇ。
そして室内のパネルはほとんどカーボンになってます。
黒く写ってるところの9割はカーボンなんじゃないでしょか。
もちろんシートもカーボン。背中には"猛牛さま"の刺繍入り
多分、シートだけで私のクルマ買えちゃいますね。

さらにさらに今回は大サービスでエンジンルームも見せてくれました。
ちなみに
「シートに座るのに千円なのに、エンジンルームがタダってのもなぁ」
といわれながらの大サービス。

6リッターV12エンジン
カーボンのカバーを外すとそこに12本のファンネルが並んでると。
一体どんなパフォーマンスを見せてくれるの想像すら出来ません。

実は今回のスーパー幹事のオテル氏が助手席ではありますが実際にこの
車両に乗り込んだ時の事を以前BBSに書いてくれてたので引用。

 デア風呂・GTRは公道を走れるレーシング・スーパーカーです。
 車内はロールバーで固めてあり余分な物は一切無しです。
 で、エンジンと室内はカーボンの板一枚で区切られているだけです。
 車内は狭いわ、エンジン音はウルサイわ(良い意味で)、シートベルトは、
 どう装着すればわからんわ、でテンヤワンヤでした。
 さて、フェンダー・フェチでもあり、加速・フェチでもある自分。
 社長に「このディアブロの加速って...」と言いかけたところで
 私の言わんとしたことを察知した社長は、3速でアクセル全開!!。
 強烈な加速Gとともに、ホワイトストリートを「ぬわぁ〜km/h」
 まで、引っ張ってくれました。
 あの強烈な加速は、文章では表現できません。


はい。説明になってません。(笑)
んが、とにかく凄かったんだという事らしいです。

さて店内を見渡すと・・・

あらら、GTRの前にもディアブロ様が2台。

振り返ってみると・・・

カウンタックにまたまたディアブロ。
今回は 店内のランボル度80%超です(汗)
一年前にあった車はこのLP400ぐらいでしょうか。

一番奥〜にフェラーリ550マラネロが居ました。
当初はこのマラネロをレンタルする予定だったのですが
 ・参加人数が少なすぎた。
 ・外は雨だった
と言う事で今回は見送りました。

正直、ビビッター当たりまくりの私としてはちょっとホッとしたって事は
ここだけの話しにしておいてください。


ランボだらけで、でちょっと胃が重たくなった方の為に550画像でも。
んー
やっぱり
フェラーリは

ですな!

ちなみにランボルに過去おいてあったクルマ達ですが
ココで見ることが出来ます。
同一店舗ですが名前が違います。ええ。

(以下、2004.12.13追記)

一通り車を見た後はロン・デニス氏を囲んで車談義。
なんだかんだ2時間ぐらいは語ってくれたんじゃないでしょか?
とてもここには書ききれないぐらい色々な裏話を教えてくれました。
ま、これは参加者だけの特権と言うことで省略します(笑)

ま、とにかくこのロン・デニス氏は重厚なオーラがありますね。
人生の経験値が高い人が放つことが出来るオーラ。

と言うわけで、相変わらずテンションの高いオーナーとデニス氏に
別れを告げ次に向かったのは・・・

Shop9編

ランボルから車で数分ほど走った場所にある高級外車販売店
Shop9にお邪魔しました。名前からも分るとおりポルシェ主体の
ラインナップとなってます。

まずは屋外の駐車場の様子を。

左から2代目にテスタロッサな跳ね馬が居ますがそれ以外は
ポルポルだらけです。
あと一番奥に最近滅多に見ない

BMW M1なんかがあったりしました。
今見るとナカナカ雰囲気出てて悪く無いですねぇ。

さ、次はショップ内部に突入してみましょう。

コレ。メッチャ好き!ですが、詳細不明(笑)
内装一切無しのロールバーで武装されてます。
実は私、ポルシェはこのナローちっくなお尻が一番好きです。
このリアはほんとにゾクゾクさせられます。
好きなんですがあんまりポルシェの事は分ってません(笑)



我々スーパーカー世代のおやぢ達に馴染み深い308の後継車。
Ferrari328GTBです。V8のスモール・フェラーリっすね。
色んなものを捨て去り人生軽量化すれば会社員でも乗れるかもしれません。
ぶっちゃけ私はV8なフェラーリの方が好き。328からバトンタッチされた
F355は特にタマランですよ。10年近くまえ箱根で聞いたF355の高く乾いた
エグゾーストノート( 排気音)が今でも脳裏に浮かびます。

で、shop9にも有りましたよ。お宝系車両が。

Ferrari F50

お値段6,400万円でーす(笑)
こうなるともう"欲しい"という気力すら沸きません
見てるだけの溜息モード。
まぁ、公道走れるF1マシンですからとにかく"妥協"という字が見当たらない。

このエグいエアアウトレット。雨降ったら蒸気でフロントガラス見えなくなるんじゃ?
ま、雨の日に乗るような車じゃないんだろうけど・・・。
この美しい塗装面もよーく見ると小さなブロック状の凹凸があります。
ええ、ボディーはフルカーボンですから。バンパーだけで車一台買えるぐらいのお値段。

さ、エンジンルームです。もう、まんまF1のソレっすね。
いつも見てるロドスタの足回りしか脳内に入ってないので何がどうなってるやら
理解するのにエラク時間が掛かります。
シャフト類は恐らくチータン。ケース類はマグなんでしょうか?
一つ一つの部品が美しくデザインされてて大衆車のように
素人が付け入る好きが1mmすら無いって感じ。

で、ドアを開けてみましょう。
30cmはあろうかという分厚いドアなんだけども、驚く程軽い。
もちろんフルカーボン。中もカーボン。カーボンカーボンカーボンボン。

そうしてると「座っていいですよ、タダですから」と社長の声。

えぇ、F50のコクピット座りましたっ!(歓喜)

座った感じですが、んー、えー、なんとも表現できませんが
大企業の社長の椅子。そんな感じです(ぉぃ!)
思った程タイトではなく結構広い。
でも、パネルやメーター類はシンプルかつ高級かつ格好良い。
サイドシルはかなり高い位置まであるので昇降はちょっと大変かな。
この出来事は私の「一生の思い出リスト」に登録決定。
多分、2度と座る機会なんて無いだろうなぁ。
ちなみにランボルでこんな事したら1,000円徴収されます(笑)

ポルシェ試乗

オテル氏のGood Job!な計らいによりShop9のポルシェを一台試乗
させて頂ける事に。
で、何台か候補に上がったウチ、「はぢめてのポルシェ」な我々に
薦めてもらったのはコレ。

964カレラ4っす。
それと震える私の腕(笑)
さて、この車両についてオテル氏に解説してもらいましょう。

今回、ショップ9で借りた964カレラ4は90年式か91年式です。
サイドミラーの形が長方形だったので...。
私の993のサイドミラーはターボミラーとも呼ばれているんですが、
1992年式から採用されているミラーです。

試乗した時の天気は残念ながら雨。そして時間も18時ごろと言うことで
既に空は暗く、車の通行量も多い。最悪のコンディション(涙)

乗ってみると意外に乗りやすい。ただ、ABCべダルは床から生えてるので
最初はすごく違和感がある。
ロドスタに比べるとクラッチはかなり重い。
そういう状況でも、発進はすんなりと出来た。普通ならエンストしそうな
操作でも結構平気。(2,3回エンストさせましたが(笑))
いやいや、最初に構えすぎてましたが、全然普通に乗れるじゃん。
で、大きな幹線道路に出て加速と減速の感触をテスト。
まずはぐぃっと 2速フルスロットル。

ぐぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお
さ、さすがだ(汗) 背中がグイグイ押される感じは排気量の大きい
エンジンだけあって実にパワフルだ。
トルクがあるので発進も楽チン。
で、4000rpmあたりまでは室内はかなり平和なんだけどもそれを
超えてくるとリアのエンジンの咆哮が背中と耳から伝わってきて
気分は「うほ!サイコー!」となる(笑)
次にブレーキ。噂に聞いてた「沈み込むようなブレーキ」はどんなものか?
ドン!と踏むと雨をモノともしない減速G。
これはリアに重いエンジンがある事で得られるものらしい。納得。
フロントエンジンでは当然リアが浮いたようなつんのめった姿勢になる。
Rエンジンなポルシェはそういう理由で制動時の姿勢はすごく安定してる。
参考までに私のロドスタだと完全にロックしてハンドルはガタガタブルブルだ。
このブレーキがあるのでアクセル踏みこめるという安心感が得られる。
それと、後述のオテル号と比べてこのモデルはエンジンブレーキが
良く効く。これは4輪駆動車の特徴なんだろうか?
悔しいのがこの"剛性感"。ポルシェは元々剛性はかなりあると聞くが
街乗り程度ではボディのキシミや内装のキシミもほとんど耳に入らない。
13年オチ?全然まだまだイケるよ。

次に、オテル号。 993カレラ(96年式)に試乗。

これは当然だが、高年式だけあって内外装ともとても綺麗。
内装は微妙ながらより洗練された感がある。オテル氏はあまり好きじゃない
というメータ周りも、質実剛健という感じで私は好きです。
今の日本車のど派手にデザインされたメータはおもちゃぽいよね。
さて、このオテル号。先ほどの964カレラ4よりもさらに乗りやすい。
慣れたせいもあるかもしれないが、操作はよりマイルドになった印象。
が、基本的な特徴は同じく911のソレである。
(評価軸がロドスタなのでそりゃそうだ(笑))
強烈だったのはバリオ・カムと呼ばれる可変吸気バルブシステム。
4000rpm以下ではあまりに平和なクルージングだったのに対し
4000rpm以上ではエンジン音にヒューーーンという高い吸気音が
顔を出し始める。そうなると7000rpmまであっという間に吹け上がる。
下から上まで常時背中を押されてる感じで尚且つ高回転では
そのエンジン音が室内に響きソノ気にさせられる。
そしてやはり高い安定性と止まるブレーキ、なので安心して踏める。
動力性能、制動力、安定性、内装、剛性、全てにおいてレベルが
高い。まぁ逆に言うと新車価格1000万クラスなので価格に見合った
レベルじゃないとオーナーは納得できないだろう(笑)
今回残念だったのはコーナーリングを全く味わえなかった事。
RRが生み出すというコーナーリング後のトラクションを味わえなかった。
これはまた機会があれば。ね、オテル君(笑)

この試乗を終え、ランボルOFFは解散となった。
今回はShop9見学そしてポルシェ試乗。そしてランボルでのロン・デニス氏
との談話と1回目よりもさらに濃い内容でお腹一杯。
3回目が楽しみですな。

 

ロードスター

その帰り自分のロードスターをドライブしながら驚いた。

なんだ、この遅さはっ!(号泣)

アクセル踏んでマフラーから音だけは立派な排気音が出てくるが
全然前に進まないのである。

ペダルの感覚も軽くてチープ。
内装がギシギシ、段差を超えると色んな所から異音が発生する。
なんだか、安っぽいおもちゃだなぁ・・・
その時、ポルシェに乗ったことを少し後悔した。

夜になって食事しながら考えてみる。風呂に浸かりながら考えてみる。
エロサイト巡回しながら考えてみる(ネタだぞ)

ロードスターとは何ぞや?

そんな時、第1回目参加者で今回は参加できなかったWORKS氏が
BBSに書き込んでくれた一言。

「ロードスターは下駄のように乗る」

あぁ、そうか、納得。
気取らず上着を羽織るように、またはジョギングする時のシューズのような
存在なんだなと。

パワーを求める車じゃない。高級感を求める車でもない。
この車のキャッチフレーズが頭に浮かぶ。

人馬一体

そういう一体感。脳がとろりと溶けるような乗り味。
じゃ、この車は今後どういう風に仕上げるべきか?
現時点で見出した方向性は・・・

1:軽量であること。
2:剛性"感"の演出。
3:安い車なので思い切った自己主張(笑)
4:ノーマル(信頼性)+α(圧縮UP)程度のエンジンに
  気持よく吹けるセッティング

こんな感じで自分のロドスタを仕上げていくべきかなと。
ポルシェに乗ったおかげでこの車に求めるべきものが自分の中で
より整理された形になった。

やっぱり、"井の中(ロドスタな世界)の蛙"にならないように色々な
車に乗って絶対座標で位置やベクトルを確認するのは実に有意義。
方向性を持たないチューニングはお金と時間の無駄ですね。

・・・

と言うわけで、今回のランボルOFF2レポートは終わり。
ランボル存続の危機が噂されてるが、あそこが潰れる事は無いでしょう。
あの手この手でのらりくらりと存続するに違いない。
参加者にはこののらりくらり感がわかるかと(笑)

今回は参加者の皆様ご苦労さまでした。
特に幹事のオテル君には今年のグッジョブ賞を与えます。

フェラーリ試乗への道はまだまだ続くのだっ!(笑)

と言うわけで、次は"ランボルOFF3(仮称)"にてお会いしましょう。



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